道路で車を運転する時に、スピードを出し過ぎてしまうと非常に危険です。
なので、道路では出して良いスピードがちゃんと決められています!
道路で出して良いスピードには、下記の2種類があります。
1.【規制速度】
2.【法定速度】
車の運転をする際には、この2種類の速度を守る必要があります。
規制速度
標識や標示によって、大きく数字を示されているを見たことありませんか?
この大きく示されている数字が「規制速度」です。
規制速度が示されている道路では、この速度をこえて車を運転してはいけません。
この速度を「こえて」という意味は、例えば上記の(50)という数字の書かれた標識がある道路では、時速50キロで走るのはセーフですが、時速51キロで走るのはアウトという意味です。
この標識は交差点付近に設置されていることが多いので、交差点を曲がったり渡った直後は気にして探すようにしてみてください。
法定速度
規制速度を示している標識がない道路も存在します。
標識がないからと言って、何キロでも出して良いワケではありません。
標識がない時には、車の種類によって定められている「法定速度」を守る必要があります。
「車の種類によって」と言われと、なんだかたくさんの種類を覚えなければいけないような気がしますが、そんなことはありません。
原付が30キロ!
それ以外は60キロ!!
以上です。
ただし例外がいくつか存在します。
1.【80キロ】 緊急車両 ※速度違反の取り締まり時を除く
2.【25キロ、30キロ、40キロ】 故障車などの他の車をけん引するとき ※条件による
3.【100キロ、80キロ】 高速自動車国道 ※車の種類による
また、小型特殊自動車については、車の構造上15キロまでしか出すことが出来ません。
まとめ&余談 ~自転車の最高速度~
今回は【規制速度】と【法定速度】の二つの最高速度について解説しました。
この最高速度を守ることはもちろんですが、いついかなる状況においてもこの速度を超えなければOKではありません。
いつも通っている道がいつも同じ状況とは限りません。道路状況は常に変化をしています。
普段から周囲の状況をしっかりと確認し、【その状況にあった安全な速度】で走行して、事故にならないように気を付けましょう!
さて、最後に余談ですが・・・
自転車の最高速度は何キロだと思いますか?と尋ねると
原付が30キロなのだから、もう少し低めで20キロくらい?というような回答をされる方が多いです。
ここで覚えてもらいたいのは、
【規制速度】の対象になる乗り物は何ですか?
【法定速度】の対象になる乗り物は何ですか?
ということです。
学科の試験では「こういった制限が何を対象としているのか」というところまで覚えていないと、回答が難しい問題も出てきます。
ぜひ一度調べて考えてみてください。
ヒントは「自転車は車だけど、自動車ではない」です。
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