テストで役立つ!?効果的な暗記の方法!【分散学習】

心理学

突然ですが『暗記』は得意ですか?
学校のテストや資格の試験など、様々な場面で何かを覚えなければいけない経験をしたことは、誰にでもあると思います。
今回は、そんな何かを覚える時に役に立つ知識です。

分散学習

この『分散学習』を実践すると、
何かを覚える(学習する)時に、非常に効率よく覚えることができるようなります。


具体的に何をするのかと言うと・・・


『時間を空けて、忘れかけた時に覚えなおす』ということです!



・・・これだけの説明だとわかりにくいですよね?



例えば学校で、

apple】【orange】【banana】という3つの単語のスペルを覚えてくること

という宿題を出されたとします。


こんな時、皆さんはどのように覚えようとしますか?


様々な方法があると思いますが、
きっとこんな方法で覚えていた人が多いのではないでしょうか?

apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple,apple…

orange,orange,orange,orange,orange,orange,orange,orange,orange,orange…

banana,banana,banana,banana,banana,banana,banana,banana,banana,banana…



このように、1つの単語ごとにひたすら書いて覚えるという方法です。



実はこの方法は、非常に効率の悪い覚え方なんです!


連続で1つの単語を繰り返すので、その単語を覚えたように感じてしまうのですが、
少し時間が経つと、すぐに忘れてしまいます💦



ではどうしたら良いかというと、


『時間を空けて、忘れかけた時に覚えなおす』という分散学習の出番です!!




上記の宿題の例でいうと、

1つの単語を連続で何回も何回も書くのではなく、

apple,orange,banana,apple,orange,banana,apple,orange,banana

というように順番に繰り返し書いて覚えるのです!



「apple」を一度書いて覚えても、

「orange」と「banana」を書いている間に、

少し忘れますよね?


その少し忘れかけた時に

もう一度書いて思い出すのです!!



でも、何回も繰り返すうちにだんだんと覚えてくるので、

忘れにくくなりますよね?



ですので、覚えてくるにつれて少しずつ間隔を開けていくようにすると

より効果的になります。



例えば「apple」は少し覚えてきたなと思ったら、

apple,orange,banana,orange,banana,apple,orange,banana


一度飛ばして、書く間隔を空けてみるようにすると良いです。



例では3つの単語でしたが、

これは覚えるコトがもっと増えても考え方は同じです!



例えば、覚えるコトが10種類になったとしたら、


最初は10種類のうち3種類を繰り返し、
例:1,2,3,1,2,3,1,2,3・・・


覚えてきたものは間隔を空け、その代わり新しく4種類目や5種類目を加えて


新しく加えたものは間隔を短く繰り返す。
例:4,5,1,4,5,2,4,5,3,4,5,・・・



繰り返すパターンを考えるのに、最初は少し戸惑うかもしれませんが、

難しく考えなくても大丈夫です!



キレイな繰り返しのパターンにこだわる必要なありませんので、

「覚えてきたな」と感じたら、少しそこから離れてみて、

「あれ?これであってたっけ?」と少し不安になったらもう一度確認してみる、

ということを意識すればOK!



この分散学習をマスターすると、

驚くほど覚えることが得意になります!


テストや受験、資格取得など様々な場面で、ぜひお試しください!!

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